「OPUS:星歌の響き」を2週してみての整理と考察

「OPUS:星歌の響き」をクリアしました。

あまりにも最高過ぎたのでそのまま二週目をプレイし、録画とメモを取りながら二週目もクリアしましたがやはり最高でした。

このゲームは普通にプレイしていても面白いし感動するのですが、難しい漢字が使われている固有名詞や、神話に関連する文章は読み飛ばしてしまいがちなので、そのあたりを整理するためにこの記事を書きました。

さらにゲームをプレイ中の方向けに知っておくと良さそうな情報と、最後に考察などを書いています。いずれもネタバレを含みますが、特に大きなものは【ネタバレ】と表記しておきます。

各種用語

おそらく攻略途中で何だったっけとなるものだけまとめています。

組織関連

山塊

物語の舞台となる太陽系の名前。

瀛海

リバクが属している組織。
瀛海の「瀛」は「えい」と読み、海という意味があるらしい。

mojinavi.com

巫女

エイダなど、龍脈が発する音を感知して模倣する能力を持っている人たち。
「生体レーダー」とも呼ばれ戦争で兵器として利用された歴史がある。

万道文明

龍脈のエネルギーを利用して繁栄した古代文明。何らかの理由で突如滅亡した。

鉱連

惑星鉱業連合の略。

神話関連

燭龍

万道における全知全能の神。読み方はおそらく「しょくりゅう」。
商業関連の人々が信仰している。

乙皇

燭龍の力の一部を受け継いだ神。読み方はおそらく「おとすめ」

地母

乙皇から歌を授かり、龍脈のエネルギーを掌握したとされる神。
巫女などが信仰している。

~山

山とついているが基本的には惑星の名前。
神話には十山諸神として10の山が登場するが、惑星として存在するのはそのうち4つ

知っておくと良さそうな情報

このゲームをプレイする上で、おそらく知っておくと良さそうな情報をまとめています。

物語など

セリフの初めに登場するよく分からない言葉は挨拶

「賜服乙皇」や「燭龍顕現・万道経常」など、物語にはいくつか会話の初めに漢字4文字くらいの言葉が登場します。

これらはその人々が信仰している神に関係していますが、鉱連のように所属組織を賛美するものもありました。

「おはようございます」がそれの由来するところの意味を失っているように、単に宗教に由来する挨拶であると考えると読みやすかったです。

暗号っぽい謎の会話はひとまず分からなくていい

物語の途中で、明らかに解読可能な暗号が登場します。

これは特定のアイテムを取得することで解読できるようになるのですが、おそらくゲーム的に読めるようになるわけではなく、そのアイテムの情報を元にプレイヤーが自力で解読する必要があります。そのため基本的に1回目のプレイでは内容を気にする必要はありません。

万道碑文の内容は読み落としてもなんとなく分かる

物語を進めていくと「万道碑文」として漢字とカタカナの文章が登場します。

これらは言うまでもなく万道の神話に関係する文章です。若干読みづらいですが、実は同じような内容を会話や他のアイテムの説明が何度か繰り返しているところがあるので、読み忘れたり理解出来なくても問題ない場合もあります。

システムなど

換金可能アイテムは一部を除き売って良い

「換金可能」となっているアイテムは、ごく一部のみ選択肢で消費するものがありますが、基本的には売るためだけのアイテムとなっています。

気になる場合は各種1個ずつ残して売ると良いと思います(僕はそうしていました)。

燃料は足りなくなってもゲームオーバーにならない

このゲームはかなり調整が良く出来ていて、行けるところ全部へ行こうとすると燃料などがかなりギリギリで次の補給場所に向かう必要が出てきます。

ところが、この燃料は実は足りなくなっても救援が来て補給場所に戻されるだけなので、特に問題はありません。

船の改造に必要なアイテムはどこで採れるかの説明がある

船の改造に必要なアイテムにはそれぞれどこで取得できるかの説明があります。

僕はこれに気付いたのがだいぶ後になってからで、わざわざ戻って探索する必要がありました。適宜確認すると良いと思います。

選択肢におけるランダム要素について

このゲームでは選択肢が成功するかどうかにランダム要素があります。どの程度ランダムなのか実際のところは分かりませんが、普通にプレイしていればいくらか失敗します。

ところがこの失敗は取り返せないどころかこのゲームは自動セーブされるため、失敗を許せない場合は「Alt + F4」するなどしてゲームを即終了してください。

これはおそらく開発側も想定しているプレイ方法で、Steamの実績の一つにランダム要素に全て成功することで取得できるものがあるようです。僕は何度もタイトルに戻るのは面倒なので、おとなしくそのまま進めてしまいました。


以下、大きなネタバレを含んでいます。

【ネタバレ】万道文明と理気の暗号文

物語に登場する暗号文は、万道文明に関係するものと、理気が発するメッセージの二つがあります。

いずれも物語を進めると手に入る「万道地母歌集」によって解読可能です。全ての解読結果はすでに解読された方の記事があるのでそちらを確認してください。

www.bilibili.com

【ネタバレ】万道碑文の内容の整理

万道碑文の内容をおおまかに整理すると以下のようになっています。おそらくx輪x天x地は時系列を示しているのだと思いますが、以下では輪ごとにまとめ、天と地は無視しています。

  • 一輪
    • 乙皇は燭龍を崇めて地母を封じた
  • 二輪
    • 乙皇は地母に歌を教え万道を建国した
    • 十山諸神は乙皇に従い龍脈神殿を建てた
  • 三輪
    • 龍脈神殿が衰え民が苦しんだ
    • 十山諸神は虚空に地母神殿を作った
    • 地母は歌で虚空を満たし、万道帝国の長久と民の長命を願った
    • 地母の歌で惑星間の地脈が分断され、燭龍が憤怒した
  • 四輪
    • 燭龍の咆哮によって民が再起し、不死となった
    • 地母神殿が完成し二向が開門し、燭龍に捧げた
  • 五輪
    • 6山は燭龍の怒りを鎮めるために地母の歌を控えさせようとした
  • 六輪
    • 乙皇を支持する天井部と燭龍を支持する地上部に分かれて戦争が起きた
    • 乙皇曰く、地脈流動が活発なのは自然の摂理であり自分たちのせいではない
  • 七輪
    • 十山諸神のうち北巫山、南暁天山、西雷山、大東山の四山が天井部についた
    • 残りの六山が地上部についた
    • 地上部は地母の歌を鎮め、その身と首を燭龍に捧げようとした
    • 4山は地母を救えず、身と首のみを乙皇に捧げた
  • 八輪
    • 乙皇は地母を大荒に隠した
  • 九輪
    • 四山は魂花を探し地母のいる大荒に送った

僕はこのゲームの収集アイテムを全部集めたわけではないので何かしら見落としがあると思いますが、プレイしながらメモしたのは上の通りです。

「万道神話研究」の他のアイテムなども合わせてまとめると、「燭龍の力を受け継いだ乙皇は地母の歌で万道を建国したが、万道の繁栄は長くは続かなかった。地母の歌に怒った燭龍は乙皇と戦争を起こし、その結果地母は死に、乙皇は地母を大荒に隠して来世での再開を誓い、燭龍の炎で消滅した」のような感じだと思います。

ちなみに、物語の途中で訪れる羅生一家の演劇「龍脈長歌」はほぼこの内容に沿っています。特に中部に対するエイダの感想は、このゲームの結末を示唆しているかのようです。

【ネタバレ】考察

「『大荒の謎』初版」には大荒に関して来世の生まれ変わりの話が書かれており、また万道碑文では乙皇が地母に来世での再開を望んでいたことから、乙皇と地母はリバクとエイダとして生まれ変わることで再開出来たのではないかと考えます。

生まれ変わりに関係していそうな資料は他にもあります。「龍脈長歌研究日記」では巫女の塔に数十年に一度現れる突然歌えなくなる巫女について言及されています。「6つの点からなる見事な痣」が喉に現れるとされていますが、これは六山が地母を抹殺しようとした時に首元に攻撃している光景と関連していそうです。また、エイダは「6つの光が私を見つめる」夢を見ると言っていました。

また、「乙皇と太乙の研究」では太乙(瀛海が信仰する神)は乙皇の霊魂の欠片であり、やがてそれが瀛海貴族になったとされています。

【ネタバレ】その他の気付き

  • OPでリバクが通った門が「二向」だった。二向は時空を超えて人物に出会う門なので、ああーーーーーー
  • カイトと握手するシーンが終盤でエイダともした腕を掴む握手だった
  • 理気を振り払うリバクのモーションが前作「魂の架け橋」で見覚えがあるやつだった
  • というか多分理気の残留思念と「魂の架け橋」の霊魂って同じものなんだろうな
  • 章ごとに表示される模様が終章で二向になっていた。ああーーーー

おわり

何気なくSteamの新着一覧を見ていて見つけた「OPUS」でしたが、予告を見てこれは間違いなく面白いと確信し前作もまとめて購入して一気にプレイしました。

特に「星歌の響き」は初めてこのような記事を書きたくなるほど、やりこんで理解したくなるような良い作品でした。僕はゲームのBGMを聴いて思い出に浸る瞬間も含めてゲームというものの良さだと思っているのですが、OPUSの音楽もまた僕の人生に一生残り続けるものになったと思います。

SIGONOさん、本当に素晴らしいゲームをありがとうございました。これからも応援しています。

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